こんにちは とても素敵な記事を見つけたので紹介しまう。
主役は、リオのカーニバルで掃除を担当している「ヘナトさんの話」です。
南米ブラジル・リオデジャネイロの華やかなカーニバルで、有名なサンバチームを上回る喝采を観客たちから得ている「踊る清掃人」がいる。カーニバル専用会場で、ほうきを手に掃除をしながらサンバのステップを踏んでいるうちに注目を集め、コマーシャルなどに引っ張りだこになった。
ヘナト・ルイス・ロウレンソさん(45)。リオデジャネイロ市清掃局のオレンジ色の制服がトレードマークだ。いつもにこにこしているので、「笑顔(ソリーゾ)」というニックネームがついた。
カーニバルでは、各チーム80分の持ち時間があるが、紙吹雪など大量のゴミが出るため、次のチームが入場するまでの短時間で掃除しなければならない。1997年から清掃人として働き始めたヘナトさんは、カーニバル会場で掃除をしながら踊り出した。
貧しくても働き者で笑顔を絶やさずサンバが大好き、というヘナトさんの姿が、リオっ子のイメージにぴったりで、ビールのコマーシャルや、2016年のリオ五輪招致のビデオにも登場した。
「掃除もサンバも大好きだから、ほうきを持って踊り始めたら、みんなから拍手をもらったんだ」とヘナトさん。
父はペンキ屋、母は洗濯業の家庭に生まれた。「掃除は生きがいだよ。この仕事のお陰で色々なチャンスがやってきた」。ふだんは路上の掃除をしつつ、大学にも3年前から通い、観光学を勉強しているという。講演依頼や取材なども多いが、「掃除の仕事を辞めるつもりはない」。電話会社で働く妻がいて、3人の子どもの父でもある。
今年は、カーニバル見物のためリオを訪れている米国人歌手マドンナさんが運営する孤児救済の団体の宣伝用画像のため、一緒にカメラに収まったという。「マドンナに、ミニサイズのほうきをあげたら喜んでいた」と、さらに大きな笑顔をみせていた。
asahi.com様の情報を紹介させて頂きました。
http://www.asahi.com/international/update/0216/TKY201002160009.html